――現役自動車整備士であれば『1か月で稼げる』
現役の自動車整備士であれば、独り立ちするまで基本は1カ月で十分です。逆に3カ月でできなかったら多分向いてないです。あと別の理由が何かありますよね。
稼ぎたい人ですね。整備士は金にならないと思っている人。だからディーラー整備士じゃないですけど、30歳ぐらいで20万手取りでないってどういうことよってことです。
――週休2日の新人さんでも月給25万『慣れればさらに3倍も稼げる』
完全にみんな平等です。一応基本給プラス歩合っていう形になってますけど、ほぼほぼ歩合になります。稼げる人と稼げない人の差で3倍ぐらい違っちゃいます。実際最後に辞めた人と、稼げる人では3倍以上違います。しかも3倍の時間を働いてるかって言ったらそんなこと絶対ないわけです。
ざっと月給の差で言うと、25万円とその3倍以上みたいな感じです。イメージとしては、週休2日でも、新人さんでも、25万から稼げるというぐらいです。独り立ちしない時も日当1万は保証してるんです。独り立ちしたら、それより下がらないようにはなります。要はエース整備士にならなくても50万円とかは目指せるんじゃないのというイメージはやはり重要だと思うんです。
――『ゆるく働いても稼ぐ』こともできる
逆に35万とか40万ぐらいでいいんであれば、ゆるく働いても稼げます。うちのスタッフで63歳ぐらいのお父さん居ますけど、今完全週休2日で、大体40万円ぐらい稼いでますね。昨日も午後2時ぐらいで帰っちゃってます。35万から40万ぐらいは平均して毎月取ってると思います。
だから稼ぎたくない若い人も入ってくるじゃないですか。そうすると「不思議でしょうがない」って言います。「稼げるんだから行って来いよ」って。だけど、そんなに稼がなくていいから早く帰りたいとかっていう若い人が結構多いんですよね。
――『オイルサービスに向かない人』はこんな人
先ほどの話じゃないですけど、「決まった時間で働きたい人」あとは「とにかく楽をしたい人」です。楽をしたいの定義が、人によって違うと思うんですけど。どうせやるんだったら、さっさとやっちゃおうっていう人はうち向いているんです。つまり、やりたくないなと思ったら、誰かに押し付けちゃおうみたいな人はうち向かないんです。押し付けたら稼ぎにならないと思うじゃないですか。でもやっぱりある一定数居るんです。
例えば、今日1台発注受けて、同じ会社で翌日発注が入っているんです。当然、この車今日使ってないから2日に分けて発注が入っていると思うじゃないですか。この発注行った時に、この車止まっているので、一緒にやって来ればって思うじゃないですか。やって来ないで次の日また行くんです。それで「(藤堂社長)あれ昨日止まってなかった?」「(スタッフ)止まってましたよ」「(藤堂社長)なんで一緒にやんないの?」と言ったら「(スタッフ)だって言われてないですから」
もちろん1台1台の稼ぎにはなります。だけど、この日にここやって来れば、ここはほかが稼げるじゃないですか。そういう思考がまずない人も、ある一定数居るんです。ただし向かない人の中で、技術的に劣るとかそういうことで向かないっていうのはないですね。必要なのは最低限の責任感だけですね。
――『完全週休2日で休んで同じ給料』を取って欲しい
前もって言ってもらえれば、休みはなるべく取ってもらいたいと思っています。できれば完全週休2日で、週1休みと週2休みで、同じ給料で週2で休んで欲しいって言う感じですかね。給料減らさずに休みを増やして欲しいです。
あと毎月1回、出張で整体来てもらってるんで、体のメンテナンスを会社でやってもらっています。整備士の整体です(笑)。うちのお客さんにも紹介してるんで、結構採用してくれてる運送屋さんもあるんで出張で整体してくれています。ドライバー腰痛い人多いんです。
逆にどこで何やっているかほとんど知らないスタッフもいます(笑)。うちの事務員さんたちも、一応どこに行っているというのは一覧は出てるんで知っていて、逆にお伺いを立てて「この日出ても大丈夫ですか?」みたいな感じです。
独り立ちするまで毎日会社に来なきゃけないのでが辛いかも知れません。時間も合わせなきゃ、人の時間で動かなきゃいけないってなります。