――元々ドライバー時に『面倒だったオイル交換』
私は元々は乗る方のドライバーだったんです。乗ってる立場で言うと、オイル交換ってとってもめんどくさいんです。燃料と違って、今日やらないと壊れるとか、そういうことない、燃料は入れないとガス欠して止まっちゃいますけど。オイル交換は「暇な時にやればいいかな」みたいな感じです。会社の中だったり、仲間内だったりで「ちょっとめんどくさいな」って言ってたら壊れたって言うのを目撃していて、もっと楽な方法ないのかなと思っていました。
――『運転手さんを楽にさせたい』という思いから出張オイル交換を
起業前は出張オイル交換というのは聞いたことはなかったです。風のうわさで「そんな仕事があるみたいよ」しかも乗用車でっていうのは聞いてました。なんとか自分1人ぐらいは食っていけるのかなっていうんで始めた感じです。とにかく運転手ドライバーさんに楽をしてもらいたいという気持ちでしたね。
昔は運転手さんが自分で交換するっていう世界でした。確かに運転手はただでさえ拘束時間の長い商売なんで、それから「行け」って言われると「えー」ってなっちゃいますよね。運転手の仕事のなかに、自分のトラックのメンテナンスが必ず入っていたんで、それがだんだん車の進歩とともに、素人じゃ難しいよねってなってきたわけです。
――オイルサービスは『お蔭様で右肩上がり』
今では90パーセント以上はオイル交換業者が入っています。多分そうですね、どこかがやっています。運転手さん自身でやるっていうのはもうあんまり聞かないです。
そんな中、弊社ではお陰様でお客様からお客様を紹介してもらって、越谷市、吉川市、三郷市、草加市、春日部市、川口市、戸田市、さいたま市、和光市、新座市、野田市、流山市、松戸市、足立区、葛飾区、北区エリアを中心に、右肩上がりと言いますか、対前年比を割ることなくここまで来ることができました。
今も1人抜けちゃった分はまるっきり外注に出しちゃってますんで、人が入れば仕事はあります。待ってもらってるお客さんも居らっしゃるんで「仕事はある」ということになります。
――オイルサービスの『出張オイル交換』仕事内容は
整備士の作業の内容としては、イロハのイの、エンジンオイルの交換です。あとは「お客様の敷地の中でやる、外でやる」っていうことに慣れてもらうって感じですかね。作業者で1人で行くんで、ちょっと困った時に手助けができないんです。
現役整備士だと多分1カ月で1人で回ってもらえます。やること自体は簡単なんで、環境に慣れてもらうということになります。ただ今までは工場の中でやっていたんで、例えばちょっと重くて上がんない時に「ちょっと手貸して」とかが普通にできてたと思うんです。「道具を持って出るの忘れたとか」「エレメントが1個足んない」とかって多分工場の中ではないと思うのです。ですから準備の過程が、加わる感じですね。あと良い点としては、土日はあれですけど、時間も曜日も自分のペースでやれます。
――『売れっ子の作業者指名』も多い
作業者スタッフの指名もやっぱり多いんです。お客さんがここじゃなくて指名作業者に電話してくるって言うのは、会社に電話してくると誰が来るかわかんないけど、指名作業者にかければ必ず彼が来るじゃないですか。売れっ子なんですね。
だからお客さんから電話がかかってくると、自分がそっちの方に行く時にアポが取れるんです。「いつ頃来れる?」と電話があります。だからお客さんが、「いついつ来てね」じゃなくて、「いつ頃来れる?今度こっち来た時寄ってね」ってなると仕事は楽ですね。
――出張オイル交換は『皆さん未経験チャレンジ』
有難いことにオイル交換は「今日やんなきゃ駄目」ってことは絶対ないんで「今週中でいいんで、こっち来る?」みたいな感じになると、効率上がって行きますもんね。向いてる人には好循環、向いてない人には悪循環、って言う感じですかね。
「出張オイル交換」ということに関してはみんな未経験で入って来ています。やったことなくて知らなくても、向いている人は居るかもしれないので、ちょっとトライしてみるとか、チャレンジしてもいいのかなと思います。